小学生の不登校と親の対応

小学生

平成28年度、全小学校に占める不登校の子どもの人数、割合ともに過去最多となりました(過去ブログ参照)。

特に高学年になるほど増える傾向にあり、小学1年生で約1,500人ほど、小学6年生になると9,000人を超えています。

体も心も急成長する小学生は学年ごとに状態も異なりますので、丁寧に見ていくことが大切です。

低学年(小学1~2年生)の親の対応方法

『小1の壁』という言葉もあるほど、幼稚園や保育園と比べてガラリと環境が変わる小学校。

長時間、椅子に座っての勉強が始まり、自分でやらなければいけないことも増え、目が行き届いていた園時代との違いに戸惑い、不安になることが増えるのが特徴です。

特に親御さんが共働きの場合、1人で過ごさなければならないこともあります。

親御さんにとって働く時間に変わりはないものの、お子さんは親と長時間離れることへの不安や寂しさを一層強く感じてしまうのです。

新しい環境になじめない、勉強が嫌い(学力というよりは、じっと座っていられない、勉強自体がイヤ)など、不登校になる理由はほかにもありますが、親御さんはまず「お子さんと過ごす時間を増やす」ことを意識していただきたいと思います。

親と十分なコミュニケーションをとれただけで、安心して学校へ行けるようになるお子さんもいるのです。

中学年(小学3~4年生)の親の対応方法

中学年は、一人ひとりの自我が発達してくるのが特徴です。

徐々に特定の友達ができ、グループで行動することが増えますので、圧倒的に友達関係のトラブルが多くなっていきます。

グループの中でもリーダー的な存在が現れ、逆らうことができずに我慢してしまったり、からかわれて恥ずかしい気持ちが強くなるのもこの時期です。

また、中学年からは算数が難しくなったり、理科や社会といった教科が増えて負担になるといった、勉強が原因になる場合も考えられます。

まずはどんな理由であっても、親御さんは”味方”となってあげてください。

親御さんの心の持ちようが、お子さんの心に影響を与えますので、味方でいてあげることで自信と安心を取り戻せるようになります。

高学年(小学5~6年生)の親の対応方法

本格的な思春期に入り、男女の違いを強く意識するようになるのが高学年です。

複雑な感情を持つようにもなり、反抗期が始まることもありますので「適度に大人として接する」ことも大切になってきます。とはいえ、自分の気持ちを思うように表現できない一面もありますので、見守る姿勢は忘れないでいただきたいです。

学校へ行くべき、ということは十分理解していながら不登校になってしまうわけですから”自身を見つめる時間”ととらてもいいかもしれません。

「親子は鏡」ですので、親御さんにとっても自分を見つめ直すタイミングが来ている場合も多いです。

お子さんと本音を語り合ってもいいかもしれませんね。

 

どの学年にも共通していることは”決して問いたださない”こと。問いただされて本音を話す人はほとんどいません。

また、子どもは知らず知らずのうちに親の心を受け継いでいます。

一見遠回りかと思うかもしれませんが、親御さん自身の心を見つめ直すことで不登校が解決した事例は、実際に数多くあるのです。

 

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