不登校解決のカギの一つは「先を読む力」

心のサポーター事務所へ来て下さる親御さんから何度もお聞きするのは
「もう少し早く先生と出会えて、このことを教えてもらっていたら…」
という言葉です。

誰しもその時は、その方なりに精一杯の考えで子育てをされておられるのですが、あとになって問題が表面化するのは、ほとんど中学生や高校生になってからであり、もっといえば、大人になってから出てくる人もいます。

40歳代になって表面化した例も数多くあります。

しかしその芽は、確実に目に見えないところで、妊娠中からすでに育ちはじめています。

そのような意味では、子育てで重要なことはどれだけ早い段階で表面化していない小さな問題の芽を見つけることができるかどうかにかかっています。

一日でも早く見つけて対処していけば、それだけ問題を複雑にしないですみますし、より良い方向にお子さんの心を育てることができるわけです。

確かに、学力をつけることも、個性を身につけることも大切ですが、それと並行して子供の心を育てていくという子育ても必要なわけです。

もちろん、乳飲み子の頃と小学生、中学生、社会人になってからなど、子供の成長段階によって親としてできる努力の内容は変化していきます。

たとえば、乳飲み子の頃、紙おむつを使います。

しかし、使う親御さんの気持ちひとつでお子さんの将来は変わっていきます。

「おむつを替えるのが面倒くさい」という思いで紙おむつを使っていれば、その子には「面倒くさい」という思いが培われていきます。

ですから、大きくなると「面倒くさいことはしたくない」「面倒くさいことは後に回そう」と思う人になっていきます。

しかし、紙おむつを使うことでできた時間を有効に使おうなどと前向きに活用しようとおもっていますと、「物を生かして活用する心」や「時間を有効に使う心」が培われ、その心がお子さんにも伝わっていきます。

こんな些細なことでも全く違ってくるわけです。

今からでも決して遅くはありません。

先を読むことを意識するだけで見えてくるものもあると思います。

また、私は、子供が50歳になった時、社会からも信頼されて尊敬されるような状況になっているところをゴールと考えています。

それは、信頼と尊敬の中にこそ幸せが生まれてきやすくなるからです。

普通は大人になったら子育て卒業と思われるかもしれません。

しかし、お子さんが30歳代や40歳代になって問題が起こり、困っている親御さんをたくさん見てきています。

それに、大人になったからといって親子の関係が切れるわけではありません。

そのような意味でも、50歳くらいをゴールに置いて、親としてできる努力を続けていくのがベストに近いと考えています。

 

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